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GoogleのAIチャット「Gemini」、日本でも年齢制限が13歳以上へ緩和

教育用途への活用に期待

GoogleのAIチャット「Gemini」、日本でも年齢制限が13歳以上へ緩和

 米Googleは8月1日(現地時間)、13歳以上で「Gemini」を利用できる地域を拡大したと発表した。同社のAIチャットサービス「Gemini」は昨年11月、年齢要件を「18歳以上」から「13歳以上」へと改めたが、この時点ではまだ英語ユーザーのみが対象とされていた。今回のアップデートで、日本語を含むほぼ全世界のユーザーが13歳以上で「Gemini」を使えるようになる。

 「Gemini」は調べ物をしたり、数式を解いてもらったりにも役立つため、教育用途でも注目を集めている。しかし、活用にあたってはまず、年少者でも安全に利用できる体制づくりが必要となるだろう。

 そこで「Gemini」の年齢要件を緩和するにあたり、追加のポリシーと安全保護対策、13歳以上のユーザーを対象としたオンボーディング(入門者教育)プロセス、AIに関するリテラシーガイドなど新たに導入しているとのこと。これまで以上に安心して利用できるようになったといえるだろう。

 なお、一部の国では「Google アカウント」に個別の年齢制限が課されていることがある点には注意。たとえばアジア地域の場合、韓国は14歳以上、ベトナムは15歳以上でないと「Gemini」を利用できない。