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古い「Outlook」アプリが起動時にクラッシュする問題が発生中 ~Microsoftが認める

回避策が案内される

同社のサポートページ

 米Microsoftは8月16日(現地時間)、デスクトップ版「Outlook」クラシックアプリで起動時に予期せず終了してしまう問題が発生していることを明らかにした。セーフモードでテストしても、「Outlook」はクラッシュしてしまう。

 この問題が発生しているかどうかを確認するには、「イベント ビューアー」のアプリケーションログにイベント1000、または1001が記録される。内容は以下の通り。

Fault Bucket 1620625936954482602, Type 4
Faulting application name: OUTLOOK.EXE, version: 16.0.17830.20138, time stamp: 0x66aaad8c
Faulting module name: ucrtbase.dll, version: 10.0.22621.3593, time stamp: 0x10c46e71
Exception code: 0xc0000005
Fault offset: 0x000000000005137c
Faulting process id: 0x0x5A00
Faulting application start time: 0x0x1DAE741D3515015
Faulting application path: C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\OUTLOOK.EXE

 回避方法として、クライアントとサーバーのルールを削除する方法が案内されている。

  1. 「Outlook」アプリを終了する
  2. [Windows]+[R]キーで[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開く
  3. 「Outlook.exe /cleanrules」と入力
  4. [OK]ボタンまたは[Enter]キーを押し、ルール削除コマンドを実行

 なお、この問題は古い「Outlook」アプリ(クラシック)にしか影響しないようだ。新しい「Outlook」アプリへ移行してしまうのも手だろう。