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Windows 11 バージョン 24H2環境で「NVIDIA Broadcast」の仮想カメラにトラブル

NVIDIAがホットフィックスを提供中

同社のサポートページ

 「Windows 11 バージョン 24H2」へアップグレードすると、NVIDIA製ブロードキャストアプリ「NVIDIA Broadcast」の仮想カメラで問題が発生するとのこと。米NVIDIAは10月30日(現地時間)、サポートドキュメントをアップデートした。

 「NVIDIA Broadcast」は、「GeForce RTX」シリーズのGPUを搭載するゲーミングPCを、AIの力でホームスタジオに変えてしまうツール。マイクやスピーカーからバックグラウンドノイズを取り除いたり、Webカメラにバーチャル背景機能を追加したり、被写体の動きに追従してクロップとズームを行う(自動フレーム)といったAI機能を備えており、ライブ配信やボイスチャット、ビデオ会議の品質を大きく引き上げてくれる。仮想カメラとして指定すれば、「Zoom」や「Google Meet」などのオンライン会議アプリでも利用可能だ。

 同社はこの問題に対するホットフィックスを実施しており、最新版のv1.4.0.39をダウンロードしてインストールすれば問題は解決される。ただし、「Windows 11 バージョン 24H2」環境では異なる2つのバージョンの「NVIDIA Broadcast」仮想カメラが表示される点には注意。「Camera (NVIDIA Broadcast) (Windows Virtual Camera)」ではなく、「Camera (NVIDIA Broadcast)」の方を選択する必要がある。

「Camera (NVIDIA Broadcast)」の方を選択