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「Googleスプレッドシート」のテーブル参照機能が強化

参照するデータの限定や参照のサジェスト、参照範囲の修正提案が可能に

「Googleスプレッドシート」のテーブル参照機能が強化

 米Googleは11月19日(現地時間)、「Googleスプレッドシート」でテーブルの参照機能が強化されたことを発表した。

 まず、数式内でテーブルまたはテーブルの一部を参照するテーブル参照機能で、単一列や複数列でテーブルの参照するデータの種類を指定可能となった。範囲を指定する際に以下のオプションを付加することで、種類を限定できる。。

  • 列のヘッダー、フッター、データを参照:#ALL
  • 表のヘッダーのみを参照:#HEADERS
  • 表のフッターのみを参照:#TOTALS
  • ヘッダーとフッターを除いたデータのみを参照:#DATA
テーブルから参照するデータの種類を限定可能に

 また、ユーザーがテーブル内の範囲を指定した数式を入力すると、テーブル参照の提案が表示される機能や、数式で使用するデータの範囲が誤って記述されている場合に、適切な参照範囲を提案して修正を促す機能も追加されている。

数式の提案
テーブル参照範囲の修正

 本機能は、即時リリースドメインで11月19日から、計画的リリースドメインでは12月10日から段階的に展開され、いずれも機能が利用可能になるまで最大15日かかる。対象となるのは、「Google Workspace」、「Google Workspace Individual」の全ユーザーおよび個人のGoogleアカウントを持つユーザー。