できるGoogleスプレッドシート

第3回

「Google スプレッドシート」でVLOOKUP関数より便利なXLOOKUP関数の使い方をマスター

XLOOKUP関数を利用してデータを抽出する

 この記事はインプレス刊『できるGoogleスプレッドシート』(今井タカシ&できるシリーズ編集部 著)の一部を抜粋・編集しています(編集部)

XLOOKUP関数を利用してデータを抽出する

 XLOOKUP(エックスルックアップ)関数は、指定した検索値を表から検索して、対応する値を取り出せます。VLOOKUP関数より使いやすく、複数の値を同時に取り出すこともできます。新しく「表引き」するなら、XLOOKUP関数をおすすめします。

=XLOOKUP( 検索キー , 検索範囲 , 結果の範囲 ,[ 見つからない場合の値],[ 一致モード],[ 検索モード])

[検索キー]を[検索範囲]から探して、見つかった位置に対応する[結果の範囲]の値を表示する

 XLOOKUP関数は、検索する[検索キー]と検索対象の[検索範囲]、取り出す[結果の範囲]の3つの引数を指定すれば動作します。[見つからない場合の値]は[検索キー]が見つからないときに表示する値を指定できます。一般的な用途であれば[一致モード]と[検索モード]は省略して構いません。

① XLOOKUPでデータを抽出する
引数[結果の範囲]は「$I$1:$J$21」のように複数列を指定できます。スピル(spill)という機能により、複数の結果がこぼれるように表示されます。数式をコピーする手間が省けます。

 検索するセル範囲と結果を取り出すセル範囲を別々に指定できることがXLOOKUP関数の強みです。VLOOKUP関数のように参照する表の構造を整える必要はありません。複数列から結果を取り出せるため、数式をコピーする手間も省けます。ただし、[検索範囲]と[結果の範囲]の高さは揃えておく必要があります。面倒なら2つとも列全体を指定する方法もあります。

できるGoogleスプレッドシート
  • 【価格】1,870円
  • 【発売日】2024年9月18日
  • 【ページ数】256ページ
  • 【著者】今井タカシ&できるシリーズ編集部
『できるGoogleスプレッドシート』

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