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「VRoid Studio」の『XWear・着せ替え機能』が正式リリース ~v2.0,0が公開

アバターをオリジナル衣装で簡単に着せ替え可能に

「VRoid Studio」v2.0.0

 ピクシブ(株)は11月29日、3Dキャラクター制作ソフト「VRoid Studio」v2.0.0を公開した。「VRChat」を想定したアバターなどを独自の3D衣装を簡単に着せ替えられる機能『XWear・着せ替え機能』が正式版として搭載されている。

 「VRoid Studio」は、人型アバター(キャラクター)の3Dモデルを手軽に作成できるツール。ペンタブレットで髪型をモデリングしたり、筆圧感知やレイヤーに対応した編集ツールで思い通りにテクスチャを描き込むことが可能で、キャラクターの印象を決める目や顔、身体のパーツは自由に組み合わせて調節できる。作成したモデルに喜怒哀楽や瞬きなど多彩な表情を与えることも可能で、3Dモデリングツールにありがちな複雑な操作や特殊な知識は不要。

 今回正式リリースされたXWear・着せ替え機能では、フルスクラッチの衣装をVRChat向けアバター、「VRoid Studio」のアバター、VRM形式のモデルの体型にあわせて自動でフィットさせられるほか、ボーン単位で拡大・縮小や回転・移動ができる。また、着せ替えた衣装からはみ出した素体や元の衣装を、自動・手動で削除することも可能。削除した元の衣装はワンボタンで元に戻すことができる。

XWear・着せ替え機能
衣装はボーン単位で拡大・縮小や回転・移動ができる
素体や元の衣装を手動で削除

 着せ替え先の衣装は独自形式のXWEARファイルをインポートして利用する仕組み。XWEAR形式は、衣装の3Dモデルを「Unity」のEditor拡張機能「XWear Packager」で変換すればよい。すでに、BOOTHではXWEAR形式の衣装データが入手可能で、ピクシブ社はXWEAR形式の「BOOTH Avatar Cafe」公式エプロンコーデ衣装を無償配布している。

 着せ替えたモデルはVRM-1.0形式でエクスポート可能。VRMエクスポートは、着せ替え機能を使用していなくも利用できるので、「VRChat」を想定したキャラクターを他のアプリで読み込みたい場合にも使用できる。

着せ替えたモデルはVRM-1.0形式でエクスポート可能

 「VRoid Studio」は、Windows/macOSに対応するフリーソフトで、Windows版はWindows 10/11で利用可能。現在公式サイトやSteamなどからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「VRoid Studio」
【著作権者】
ピクシブ(株)
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.0(24/11/28)