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キー入力に合わせアバターが『カタ……カタ……』『ターンッ』 ~「VMagicMirror」にマンガ風演出が追加

3DアバターをPCのデスクトップで手軽に動かせる無料アプリ

「VMagicMirror」v3.9.0

 3DアバターをPCのデスクトップで手軽に動かせるアプリ「VMagicMirror」が12月2日、v3.9.0へとアップデートされた。本バージョンでは、「Manga」と呼ばれる新しいタイピング演出オプションを追加。キーボード操作に反応してマンガのように『カタ……カタ……』と擬音エフェクトを表示できるようになった。

 「VMagicMirror」は有志が配布している3Dアバターファイルを読み込み、デスクトップへ表示しておけるアプリ。ヘッドセットやトラッキングデバイスといったVR機器を必要とせず、キーボードとマウスだけで気軽に始められるのが特徴だ。マイク入力によるリップシンクや、Webカメラによるフェイストラッキング、ゲームコントローラーやMIDIコントローラーを用いた表情の切り替えなども行える。デスクトップに飾ってプライベートに楽しんでもよし、VTuberの配信に使ってもよしだ。

 タイピング演出のオプションは、設定ダイアログの[配信]タブにある[表示]セクションで変更が可能。プルダウンメニューから[Manga]を選ぶと、ユーザーのタイピングに合わせて『カタ……カタ……』、マウスのクリックで『カチッ』と描き文字が表示されるようになる。[Enter]キーを押すとひときわ大きく『ターンッ』と表示されるのが爽快だ。

「VMagicMirror」の設定画面。タイピング演出のオプションは[配信]タブにある[表示]セクションで変更が可能

 キーボード以外にもゲームパッドの入力とも連動するとのことで、カスタマイズ次第ではタイピングの擬音にとどまらない活用法があるかもしれない。

マウス・キーボード操作に合わせて『カタ……カタ……』『カチッ』。[Enter]キーを押すとひときわ大きく『ターンッ』と表示される

 「VMagicMirror」の対応OSは、Windows 10/11。現在、「BOOTH」からダウンロードできる。基本エディション(Standard Edition)とフルエディション(Full Edition)の2エディション構成だが、無料の基本エディションでもほぼすべての機能が体験可能だ(寄付歓迎)。個人利用だけでなく、商用も許されている。まず基本エディションで動作を試し、ハンドトラッキングの制限を解除したければフルエディションへ移行するとよいだろう。



ソフトウェア情報

「VMagicMirror」Standard Edition
【著作権者】
獏星(ばくすたー)氏
【対応OS】
Windows 10以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
3.9.0(24/12/02)