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3Dアバターをデスクトップ上で動かせる「VMagicMirror」、ゲームパッド入力に対応

FPSのようにアバターを自在に動かせる

「VMagicMirror」v3.1.1

 3DアバターをPCのデスクトップで手軽に動かせるアプリ「VMagicMirror」が3月30日、v3.1.0へとアップデートされた。本バージョンでは「ゲーム入力」がサポートされ、ゲームパッドの入力でFPSのようにアバターを自在に動かせるようになった。

 「ゲーム入力」を利用するには、設定ダイアログの[配信]タブを開き、[モーション]セクションにある[動き方]というオプションを切り替えればよい。動き方を[ゲーム入力]に切り替えると、ゲームパッドのボタンやキーにアバターの動作を割り当てるためのダイアログへアクセスできるようになる。アバターの操作をゲームパッドで行いたい人はもちろん、ゲーム配信でアバターを自分のパッド操作とシンクロさせたいといった用途にも活用できるだろう(ただし、用意されているアクションは限定的だ)。

ゲームパッドのボタンやキーにアバターの動作を割り当てるためのダイアログ
「VMagicMirror」の3Dアバターをゲームパッドで操る - 窓の杜

 「VMagicMirror」は有志が配布している3Dアバターファイルを読み込み、デスクトップへ表示しておけるアプリ。ヘッドセットやトラッキングデバイスといったVR機器を必要とせず、キーボードとマウスだけで気軽に始められるのが特徴だ。マイク入力によるリップシンクや、Webカメラによるフェイストラッキング、ゲームコントローラーやMIDIコントローラーを用いた表情の切り替えなども行える。

 対応OSはWindows 10以降で、現在「BOOTH」からダウンロード可能。基本エディション(Standard Edition)とフルエディション(Full Edition)の2つがあるが、無料の基本エディションでもほぼすべての機能が体験できる(寄付歓迎)。個人利用だけでなく、商用も許されている。

 まず基本エディションで動作を試し、ハンドトラッキングの制限を解除したければフルエディションへ移行するとよいだろう。執筆時現在の最新版はv3.1.1で、「VRoid Hub」連携が機能しない問題などが解決されている。

ソフトウェア情報

「VMagicMirror」Standard Edition
【著作権者】
獏星(ばくすたー)氏
【対応OS】
Windows 10以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
3.1.1(23/03/30)