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「VRoid Studio」にフルスクラッチアバターに3D衣装を簡単に着せられる機能が追加へ

オープンベータ開始。「Unity」や「Blender」を使わずに衣装を変更可能に

2024年10月18日 15:18

「VRoid Studio」のオープンβ

　ピクシブ（株）は10月17日、3Dキャラクター制作ソフト「VRoid Studio」で「VRChat」を想定したアバターなどのフルスクラッチアバターに3D衣装を簡単に着せ替えられる機能のオープンベータを開始した。



　「VRoid Studio」は、Windows/macOSに対応する、人型アバター（キャラクター）の3Dモデルを直観的な操作で作成できるツール。絵を描くように髪型をモデリングできる「プロシージャルヘアデザイン」機能や、筆圧感知・レイヤーに対応したペンツールを備えたテクスチャー編集機能を備えているのが特徴。また、ベースとなる3Dモデルをもとに、目や口といった各パーツの位置をスライダーでカスタマイズすることも可能だ。

　今回追加された新機能では、フルスクラッチの衣装をモデルの体型にあわせてフィットさせたり、ボーン単位での拡大・縮小・回転できる。また、素体のメッシュを可逆的に削除可能だ。フルスクラッチの衣装を「VRoid Studio」へ取り込むには、衣装データを「Unity」を使って独自フォーマットに変換すればよい。

　新機能では、従来「Unity」や「Blender」といったソフトが必須だった衣装の着せ替えが、「VRoid Studio」単体で可能になる。ここで調整したモデルは汎用的なVRM形式、もしくは「VRChat」向けのデータとして出力可能だ。

　オープンベータの利用には、「Steam」版の「VRoid Studio」をインストールした上で、「ベータへの参加」を選択することで誰でも利用できる。