メガネ・ケモミミが装着可能に ～無料の3Dアバター作成ツール「VRoid Studio」が正式版に

「VRoid Studio」v1.0.0

　ピクシブ（株）は10月31日、3Dキャラクター制作ソフト「VRoid Studio」の正式版をリリースした。現在、Windows/mac版を公式サイトと「Steam」から無償でダウンロードできる。

　「VRoid Studio」は、人型アバター（キャラクター）の3Dモデルを手軽に作成できるツール。ペンタブレットで髪型をモデリングしたり、筆圧感知やレイヤーに対応した編集ツールで思い通りにテクスチャを描き込むことが可能で、キャラクターの印象を決める目や顔、身体のパーツは自由に組み合わせて調節できる。作成したモデルに喜怒哀楽や瞬きなど多彩な表情を与えることも可能で、3Dモデリングツールにありがちな複雑な操作や特殊な知識は不要。

　初心者でも短時間かつ簡単な操作で理想のキャラクターをモデリングできるように設計されており、VTuber（バーチャルYouTuber）やVR/AR空間上でのコミュニケーションなどで利用できる自分だけのアバターがほしい人にピッタリだ。作成したキャラクターモデルは商用・非商用を問わず、さまざまな用途に活用できるライセンスになっているのもうれしい。

ウェルカム画面

ベースの選択。大まかな体型を女性と男性から選べるが、微調整は後からでも可能だ

　本ソフトは2018年8月からパブリックベータテストが行われてきたが、今回ようやく正式リリースされた。当初予告された「今夏」より遅れてしまったものの、その分機能の充実が図られており、満足のいくクオリティになっているようだ。顔編集機能の拡充により、表情の幅が広がったほか、アクセサリー機能でメガネ・ケモミミを装着したり、重ね着機能でファッションを楽しむことができる。ベータ版ユーザーのためのモデルコンバーターも利用可能だ。

アホ毛にメガネ・ケモミミを追加

　なお、正式版リリースに伴い「VRoid」プロジェクトの公式YouTubeチャンネルに、機能紹介やチュートリアルの動画が公開されているとのこと。コンセプトムービー「Your Story」も用意されているので、「VRoid Studio」でどんなことができるのかを知りたいユーザーは視聴してみるとよいだろう。