レビュー

3Dモデラーや絵師でなくてもオリジナルの人型キャラクターを作るには?

「VRoid Studio」ならゲームのキャラクタークリエイト感覚で個性が出せる!

「VRoid Studio」v1.22.0

 「VRoid Studio」は、人型アバター(キャラクター)の3Dモデルを作成できる無料のソフト。3Dモデリング特有の知識や複雑な手順を必要とせず、パーツを選び、パラメーターを編集するだけで、簡単にキャラクターを作成できる。

 作成したキャラクターモデルは、商用・非商用を問わず、VR/AR空間で自分の分身として利用したり、バーチャルYouTuberなどの映像制作にも活用できる。

 必要な操作は、顔や身体を構成するパーツをひとつひとつ選択し、パラメーターの数値を変えるだけ。3Dゲームのキャラクターメイキング画面の操作感に似ている。ゆえに、イラストが描けなくても、素材を用意しなくても、好みのキャラクターを作ることが可能だ。

 最初から用意されているパーツだけでもかなりのバリエーションがある。各パーツごとに、サイズや角度などのパラメーター、色、テクスチャの編集が可能で、同じパーツでも全く違った印象を生み出せる。また、編集したパーツは個別に保存できる。

色編集
難易度は上がるがテクスチャ編集でさらに好みに

 そのほか、表情の編集も細かく設定可能で、体型編集はもちろん、ケモ耳まで用意されている。[ルック]タブではアウトラインの太さや揺れ幅の調整も可能。

豊富な表情設定
[ルック]で行えること
カメラマークを押すと撮影モードで遊ぶことができる

 慣れたらプリセットのアイテムだけでなく、[カスタム]タブから[新規作成]で自分好みのアイテムを作成することも可能。[インポート]で自作や購入した素材を取り込むこともできるので、素材を用意できる人にもおすすめだ。

BOOTHからVRoid用のアイテムを購入して使用可能

 バーチャル世界で好みのアバターで遊びたい人、バーチャルYouTuberの活動をしてみたい人など、自分の分身としてこだわったアバターがほしいけど、ゼロから作成するのは難しいと思っていた人は、ぜひ試してほしい。オリジナルの人型3Dモデルを自作してみよう。

 「VRoid Studio」は、64bit版のWindows 8.1/10/11に対応するフリーソフトで、現在公式サイトや窓の杜からダウンロードできる。なお、現在の最新版はv1.22.1。

ソフトウェア情報

「VRoid Studio」
【著作権者】
ピクシブ(株)
【対応OS】
64bit版のWindows 8.1/10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.22.1(23/05/18)