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デスクトップ録画に対応したリモートデスクトップ接続アプリ「AnyDesk 9.0.0」が公開

個人利用無料、軽量・簡素・高速

「AnyDesk」v9.0.0

 独AnyDesk Softwareは12月2日(現地時間)、リモートデスクトップソフト「AnyDesk 9.0.0」をリリースした。2023年8月以来のメジャーバージョンアップとなっている。

 「AnyDesk」は、軽量・簡素・高速なリモートデスクトップ接続アプリ。わざわざアプリをシステムにインストールしなくても、双方のシステムで実行ファイルを起動するだけで始められる気軽さが特徴(インストールすることも可能)だ。接続の方法も簡単で、相手のIDを教えてもらう方法のほかにも、同一ネットワークの「AnyDesk」を検知して接続する方法が選べる。実行ファイルが極めてコンパクトなのも魅力で、Windows版の実行ファイルは約5.3MBに過ぎない。

双方の環境で「AnyDesk」を起動。相手のIDを教えてもらって接続する方法のほかにも、同一ネットワークの「AnyDesk」を検知して接続する方法が選べる
リモートデスクトップ接続を相手に承諾してもらう
承諾する側は、相手に許可する権限を設定可能
接続中の様子

 また、主要なプラットフォームをすべてサポートするのもうれしいポイント。デスクトップ(Windows/Mac/Linux/FreeBSD)、モバイル(iOS/Android)だけでなく、Chromebook(Chrome OS)やRaspberry Piもカバーしている。基本的に有償のソリューションだが、個人用途であれば無料で利用できる。

 「AnyDesk 9.0.0」の目玉は、リモートデスクトップ接続とは独立して設けられたデスクトップ録画機能だ。マルチモニター環境にも対応しており、録画したいスクリーンを選択してボタンを押せば、スクリーン全体の録画が始まる。

「AnyDesk 9.0.0」の目玉は、リモートデスクトップ接続とは独立して設けられたデスクトップ録画機能

 録画中のスクリーンには録画中であることを示す緑色の枠が追加されるほか、スクリーンの上部中央に録画をコントロールするバーが表示される。録画の中止・終了やマイク入力の有無などはここで指定できる。

録画中のデスクトップ

 そのほかにも、「AnyDesk 9.0.0」ではリモートアシスト機能「AnyDesk Assist」(有償プラン「UltimateCloud」限定)を導入するなどの改善が行われている。

ソフトウェア情報

「AnyDesk」Windows版
【著作権者】
AnyDesk Software GmbH
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(個人利用のみ)
【バージョン】
9.0.0(24/12/02)