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個人利用無料、軽量・簡素・高速なリモートデスクトップ接続アプリ「AnyDesk 7.0.0」
第三者をリモートセッションに招待する機能などを導入
2021年11月18日 06:45
独AnyDesk Softwareは11月15日(現地時間)、リモートデスクトップソフト「AnyDesk 7.0.0」をリリースした。ユーザーインターフェイスを刷新したほか、いくつかの新機能を導入したメジャーアップデートとなっている。
「AnyDesk」は、軽量・簡素・高速なリモートデスクトップ接続アプリ。Windows版の実行ファイルは約4MBに過ぎず、双方の環境で実行ファイルを開くだけですぐにリモート接続を開始できるシンプルさが売りだ。恒久的に利用する場合は、システムにインストールして利用することもできる。
また、主要なプラットフォームをすべてサポートするのもうれしいポイント。デスクトップ(Windows/Mac/Linux/FreeBSD)、モバイル(iOS/Android)だけでなく、Chromebook(Chrome OS)やRaspberry Piもカバーしている。基本的に有償のソリューションだが、個人用途であれば無料で利用できる。
本バージョンではインターフェイスが見直され、お気に入りセッション、ローカルネットワーク内で検出された「AnyDesk」端末などがホーム画面で一覧できるようになった。ワークスペースへの接続コードが大きく表示され、見やすいのもよい。
機能面では「パーミッション プロファイル」(Permission Profiles)と呼ばれる機能が新たに導入された。「AnyDesk」ではリモート接続の際にさまざまな権限(キーボード・マウス操作、ファイル転送、クリップボードアクセスなど)をON/OFFできるが、接続のたびに選ぶのは面倒だし、間違いも起こりやすい。「パーミッション プロファイル」はスクリーン共有やリモートアシスタントといったシナリオごとに権限のセットを定義しておくもので、あらかじめ作成しておけばプルダウンメニューで権限セットを簡単に選べて、運用ミスを減らすのにも役立つ。
また、リモートセッションに招待(Invite)する機能も導入された。第三者をリモート接続に加えて共同作業をすることが可能で、「パーミッション プロファイル」を併用すれば操作を行う者、それを見守る者の権限を分けて管理するのも容易だ。
そのほかにも、セキュリティとプライバシーを強化。セッション招待時にデスクトップの壁紙を自動的に差し替えたり、セッションが有効であることを示すフレームをスクリーンに表示する機能などが追加されている。
ソフトウェア情報
- 「AnyDesk」Windows版
- 【著作権者】
- AnyDesk Software GmbH
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(個人利用のみ)
- 【バージョン】
- 7.0.0(21/11/15)