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OpenAI、「GPT-4.5」を発表、パターン認識や関連性の整理、創造的な洞察能力が向上
リサーチプレビューとして、全世界の「ChatGPT Pro」ユーザーと開発者に提供
2025年2月28日 06:45
米OpenAIは2月27日（現地時間）、「GPT-4.5」を発表した。本日よりリサーチプレビューとして、全世界の「ChatGPT Pro」ユーザーと開発者に提供される。
「GPT‑4.5」は、「GPT-4」の後継となる大規模言語モデル（LLM）。「GPT-4o」をベースに事前学習をさらに拡張することで、パターン認識や関連性の整理、創造的な洞察を生成する能力が向上しているという。ハルシネーションの低減や、幅広いトピックにおける信頼性の向上も実現されているとのこと。
「対話向き」のAI
「OpenAI o1」や「OpenAI o3‑mini」といった推論（リーズニング）モデルとの違いは、応答する前に深く思考するわけではない点だ。「OpenAI o1」や「OpenAI o3‑mini」は複雑なSTEM（科学・技術・工学・数学）や論理的な問題の解決に向いているが、「GPT-4.5」はより広い知識ベースを持ち、ユーザーの意図を汲み取る能力が向上している。そのため、対話においては「GPT-4.5」のほうが自然に感じられるという。
また、「GPT-4.5」は美的感覚や創造性にも優れており、文章作成やプログラミング、デザインの支援においてとくに高い能力を発揮する。同社は「GPT-4.5」を“より汎用的かつ直感的に賢いモデル”だとしている。
これら2つのアプローチは対立するものではなく、互いに補う関係になると期待されている。「GPT‑4.5」のようなモデルが事前学習を通じてより高度な知識と知性を獲得すれば、将来的にはリーズニングやエージェントをより活用できるようになるだろう。
