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NTTのメタバース「DOOR」が3月31日をもってサービス終了、XR/メタバース市場の変化に伴い

提供終了後、6月30日までは空間へアクセス可能

NTTのメタバース「DOOR」がサービス終了に

 (株)NTT QONOQは、Webブラウザーで使える仮想空間プラットフォーム「DOOR」の提供を2025年3月31日をもって終了する。サービス終了の理由としては、XR/メタバース市場の変化に伴い、経営資源の集中を行なうためとしている。

 「DOOR」は、2020年11月に日本初の3D空間型オウンドメディアとして開設された仮想空間プラットフォーム。2023年12月時点で累計アクセス数が1,060万超、累計ユーザー数が286万超、オリジナル空間制作数が20万を超えた。PCやスマホのブラウザーから簡単にアクセスでき、VRヘッドセットで没入感のある体験も可能。豊富なテンプレートに基本使用料無料で、メタバース初心者でもハードル低く利用できるのが魅力だった。

 なお、2025年3月31日のサービス終了後、6月30日17:00までは、直接リンクを経由した空間への入室および一部機能が引き続き利用可能とのこと。

 「DOOR」のサービス終了発表に伴い、Webメタバース「Vket Cloud」を運営する(株)HIKKYをはじめ、同業他社からは「DOOR」より他メタバースへの移行を支援するサービスが相次いで提供開始されている。