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「Google Workspace」の「Google Meet」に背景生成やStudio look/lightingなどが解放

「Google Chat」では自動翻訳、「Google 図形描画」では背景削除を利用可能に

Google、「Google Workspace」の「Google Meet」、「Google Chat」、「Google 図形描画」に生成AI機能を追加で開放

 米Googleは3月11日(現地時間、以下同)、「Google Workspace」の企業向けプランに従来Geminiアドオンの追加購入が必要だった生成AI機能を追加で開放すると発表した。「Google Meet」、「Google Chat」、「Google 図形描画」に新たな機能が追加される。

「Google Meet」

 「Google Meet」には4つの機能が追加される。

  • 背景画像生成
    AIを使ってビデオ会議の背景に使う画像を生成できる。プロフェッショナルオフィスや図書館、ホームオフィスなどのスタイルオプションを選択することも可能
    背景画像生成
  • Studio look
    AIを使ってカメラに映った映像のノイズ除去と鮮明度改善が可能
  • Studio lighting
    AIを使ってスタジオレベルの照明効果をシミュレートし、カメラに映った映像の照明位置と明るさを調整
    Studio lighting
  • Studio sound
    AIを使って音声の欠落していたり、歪んでいる周波数を補完して鮮明に

 なお、Studio lightingについては、Intel Core i9-9880H(8C/16T)、Intel Core i5-1235U(2P8E/12T)、AMD Ryzen 5 5500U(6C/12T)、Apple M1(4P4E/8T)と同等以上の性能を持つプロセッサーが必要。

「Google Chat」

 「Google Chat」には、メッセージの言語を自動で検知し、好きな言語へ自動翻訳する機能が追加。言語は、日本語を含む120以上サポートしており、自国以外の言語を使う相手と違和感なくテキストチャットができる。

「Google 図形描画」

 「Google ドキュメント」の図形作成機能「Google 図形描画」では、「Google スライド」などと同様の背景削除機能が搭載された。

プランと提供時期

 これらの機能は以下のプランで利用可能。

  • Business Standard
  • Business Plus
  • Enterprise Standard
  • Enterprise Plus

 「Google Meet」の背景画像生成とStudio lighting、Studio soundは3月11日から展開が開始され、機能が利用可能になるまで15日以内、studio lookは3月18日から展開が開始され、機能が利用可能になるまで15日以上かかる可能性がある。「Google Chat」と「Google 図形描画」の追加機能はすでに利用可能だ。