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設定アプリ? コンパネ?……どこにあるかわからない設定やツールを集約したツール
エクスプローラーの左側をスッキリさせる「Shell Folder Disabler」に新機能
2025年3月21日 06:45
「エクスプローラー」の左ペインに表示する項目をカスタマイズできるツール「Shell Folder Disabler」が3月11日、v0.4.144.0へとアップデートされた。本バージョンでは「いろいろ呼び出し」という機能が新たに追加された。
「Shell Folder Disabler」は、「エクスプローラー」の左ペイン「ナビゲーション ウィンドウ」から不要なアイテム(シェルフォルダー)を削除し、スッキリさせることのできるツール。最近は便利な“おまけ機能”を追加するなど、「エクスプローラー」やOS全般のカスタマイズツールに成長しつつある。
今回追加された「いろいろ呼び出し」は、Windowsの各種設定UIにアクセスするためのツールだ。
Microsoftは近年、OSのカスタマイズ機能を古い「コントロール パネル」や「Microsoft 管理コンソール」などから新しい「設定」アプリへ移行させる取り組みを実施中。しかし完了にはまだ程遠く、古い設定UIを使わなければならないこともしばしばだ。それでいながら、古いUIへのアクセスは年々制限されており、見つけるのにたいへん苦労する。
そこで、そうした設定UIへのアクセスをひとまとめにしたのが「いろいろ呼び出し」といえる。
「いろいろ呼び出し」でアクセスできるのは、以下の通り。普段は使わないが、ときどき必要になる機能がツリー形式で整理されており、いざというときに役立つ。
- 設定:「設定」アプリの各種項目。最初に[Get Settings Items]ボタンを押すと、Microsoftのサイトから設定項目がロードされる(Windows 11のみ)
- 厳選コマンド:設定UIではないが重要なツール、たとえば「タスク マネージャー」や「レジストリ エディター」などへのアクセスを集約
- システムのプロパティ:[システムのプロパティ]ダイアログの機能へアクセス
- Microsoft 管理コンソール:「Microsoft 管理コンソール」(MMC)のスナップイン(*.msc)にアクセス。「デバイス マネージャー」や「ディスクの管理」、「イベント ビューアー」などが該当
- CLSIDが登録されているコマンド:「システムの復元」(rstrui)、「Windows の機能」(optionalfeatures)など
- Microsoft.Windows.ControlPanel:主に「コントロール パネル」へのアクセス
- System.ControlPanel.Category:「コントロール パネル」の各項目
「Shell Folder Disabler」はWindows 10/11 バージョン 22H2以降に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトから無償でダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「Shell Folder Disabler」
- 【著作権者】
- 無類のねこ好き 氏
- 【対応OS】
- Windows 11
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.4.144.0(25/03/11)