レビュー

「エクスプローラー」の左ペインをスッキリさせる「Shell Folder Disabler」【5月29日追記】

シンプルな使い勝手とわかりやすいビジュアルが魅力

「エクスプローラー」の左ペインは「ナビゲーション ウィンドウ」。近年、長大の一途をたどっている

 「エクスプローラー」の左ペインは「ナビゲーション ウィンドウ」と呼ばれており、フォルダーツリーやよく利用するアイテムへのショートカットが配置されている。しかし、最近は「ホーム」「ギャラリー」といった新しいビュー、「WSL」のLinuxアイコンが追加されたこともあり、このナビゲーションは肥大化の一途をたどっているようにも感じられる。使わないものがあるのであれば非表示にして、シンプルに保っておきたいものだ。

 「Shell Folder Disabler」は、そうしたニーズに応えたシンプルなツール。「エクスプローラー」のナビゲーションに表示される「シェルフォルダー」と呼ばれるアイテムを削除できる。

「Shell Folder Disabler」v0.1.0.2

 シェルフォルダーの操作には「CSIDL」と呼ばれるIDに関する知識が必要だが、本ソフトはどの「CSIDL」を無効化するとどの項目が非表示になるのかがビジュアルに表されているため、操作に困ることはないだろう。非表示にしたい項目のチェックボックスをOFFにして[適用]ボタンを押し、[Explorer 再起動]ボタンで「エクスプローラー」を再起動すると、変更が「エクスプローラー」のナビゲーションに反映される。

本ソフトで「エクスプローラー」のナビゲーションをスッキリさせた。パスのプルダウンに表示される項目も減る

 本ソフトをもってしても職場や学校のアカウントの「OneDrive」や自分でピン留めしたフォルダー、最近利用したフォルダーは非表示にできないようだが、カジュアルにカスタマイズできるのは魅力だ。念のため復元ポイントを作成したうえで、自分にとって一番使いやすいナビゲーションを本ソフトで追求してみてもよいだろう。

[2024年5月29日] 5月28日付で公開された「Shell Folder Disabler」v0.2.0.6では、職場・学校アカウントのビジネス向け「OneDrive」をサポートしたほか、Release Previewチャネルで公開されているWindows 11 Version 24H2 Build 26100.712に対応している。

ソフトウェア情報

「Shell Folder Disabler」
【著作権者】
無類のねこ好き 氏
【対応OS】
Windows 11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.1.0.2(24/03/26)