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Win10/11対応のデスクトップカスタマイズツール「ExplorerPatcher」が日本語に対応

最新のプレリリース版で大量のカスタマイズ項目が日本語に

「ExplorerPatcher」v22621.2506.60.1

 Windowsのシェルをカスタマイズするツール「ExplorerPatcher」が11月13日(日本時間)、日本語と簡体字中国語対応を正式に追加した。編集部でも、v22621.2506.60.1(Pre-release)で日本語化されていることを確認している。

 「ExplorerPatcher」は、Windows 10/11のデスクトップを隅々までカスタマイズして作業効率を向上させられるツール。その範囲はタスクバーやタスクトレイ(システムトレイ)、「エクスプローラー」、[スタート]画面、タスクスイッチャー([Alt]+[Tab]キー)にまで及んでおり、たとえば「Windows 11」で中央揃えになったタスクバーを「Windows 10」流の左揃えへ切り替えることができる。

 また、[スタート]画面の表示位置やスタイルを戻したり、天気などを表示する[ウィジェット]エリアを非表示にしたり、時計のクリックで「Windows 10」スタイルのカレンダーを表示したりといったことも可能。新しいOSの挙動はどうしても手に馴染まないというユーザーにはぴったりだ。

Windows 10/11のデスクトップを隅々までカスタマイズできる

 ただし、本アプリの機能の多くはOSのシェルを独自に解析した結果に基づいている。かならずしもMicrosoft推奨の手順でカスタマイズを行っているわけではなく、過去にはMicrosoft側の仕様変更でOSが操作不能になるなどのトラブルが生じているので注意したい。

 「Microsoft Edge」で「GitHub」からダウンロードする際にも、「デバイスに損害を与える可能性がある」としてブロックされる。なにか問題が生じても、自力で解決できる自信のあるユーザーのみが試すべきだ。

「デバイスに損害を与える可能性がある」として「Edge」にダウンロードをブロックされる。ウイルスというわけではないが、過去にはOSが操作不能になるなどのトラブルも生じているので、扱いには注意が必要

 本アプリは「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「GPL-2.0 license」。ダウンロードは無料だが、開発継続のために寄付を募っている。余裕のあるユーザーは協力したい。

 今回のリリースでは、「ExplorerPatcher」の大部分がローカライズできるようになった。さっそく有志が日本語化を行ってくれており、「ExplorerPatcher」にある大量のカスタマイズ項目が日本語になっている。英語に不安を抱えるユーザーにとっては朗報と言えるだろう。

 ローカライズのリソースは「ExplorerPatcher」本体のリポジトリとは別に管理されている。ローカライズに不備があればイシューで知らせてほしいとしている。プルリクエストも歓迎とのこと。

ソフトウェア情報

「ExplorerPatcher」
【著作権者】
VALINET Solutions SRL
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
22621.2506.60.1(23/11/13)