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起動不能になる既知の問題に注意 ~「Windows 11 バージョン 22H2」の2023年3月Bリリースは明日配信開始

サードパーティ製のUIカスタマイズアプリは事前に削除しておくのがおすすめ

「Windows release health」におけるアナウンス

 米国時間3月14日(日本時間3月15日)、月例のWindowsのセキュリティ更新プログラム(Bリリース)の配信が開始される。このパッチは比較的大規模で、シェル周りにも多くの改善が加えられるが、一方で「Windows 11 バージョン 22H2」デバイスが起動不能になる既知の不具合があるので注意したい。

 同社によると、この問題はサードパーティ製のUIカスタマイズアプリが「エクスプローラー」(explorer.exe)のループ内で繰り返しエラーを起こすことが原因。「ExplorerPatcher」「StartAllBack」といったアプリで確認されているが、他の同種のアプリにも影響する可能性がある。

 なお、このパッチは脆弱性の修正を含むため、適用を先延ばしにすることは好ましくない。「StartAllBack」に関してはv3.5.6以降へ更新することで問題を回避できる可能性があるとのことだが、万全を期すならば事前にアンインストールして、パッチの配信に備えるべきだろう。