レビュー

エクスプローラーや右クリックメニューをWindows 10へ戻すための最もシンプルなツール

インストール不要、タスクトレイ常駐なしで安定性への懸念もなし

「SwitchExplorer」v2.0.3

 「Windows 11にしたけれど、Windows 10の方が使いやすかった」という人は少なくないようで、「エクスプローラー」や右クリックメニュー(コンテキストメニュー)をWindows 10へ戻すツールはいくつか存在する。今回紹介する「SwitchExplorer」は、そのなかで最もシンプルなものといえるだろう。ちなみに、本ツールの作者は「WinSetView」LesFerch氏だ。

 「SwitchExplorer」ができることは、レジストリを書き換えて「エクスプローラー」とコンテキストメニューのスタイルをWindows 10/11で切り替えることのみ。ラジオボタンを選択して[OK]ボタンを押すと、「エクスプローラー」が再起動してスタイルが切り替わるというシンプルな仕様だ。PC入門者でも操作に迷うことはないだろう。

どちらもWindows 11スタイルにした様子(既定、ウィンドウの青枠は「Microsoft PowerToys」の「Always On Top」機能のもの)
どちらもWindows 10スタイルにした様子

 ただし、対応OSは「Windows 11 バージョン 22H2」以降に限られる。

 また、「SwitchExplorer」でも「エクスプローラー」の詳細ビューまではWindows 10スタイルに戻すことはできない。そうした高度なカスタマイズを行うには「ExplorerPatcher」「OldNewExplorer」などを用いる必要があるが、この手のツールは「エクスプローラー」のプロセスにも介入するため、動作が不安定になったり、OSのアップデートで機能しなくなったりすることがある。その点、インストール不要でタスクトレイにも常駐しない「SwitchExplorer」は、そうした心配をせず気軽に利用できる。

ソフトウェア情報

「SwitchExplorer」
【著作権者】
LesFerch 氏
【対応OS】
Windows 11 バージョン 22H2 build 3007およびそれ以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.3(24/11/25)