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DOS時代のファイラーの精神を受け継いだ国産のモダンファイルマネージャー「Filedini」無償のベータテストが開始

「Filedini」v0.4.34

 スピードとシンプルさを重視したファイル管理ソフト「Filedini」が3月11日、ベータ版として公開された。現在、公式サイト「filedini.app」からダウンロード可能。ベータテスト中は無償で利用できる。

 「Filedini」は、日々のファイル管理をより効率的かつ直感的に行えるよう設計されたファイルマネージャー。DOS時代に主流だったキーボード主体の操作体系をベースに、現代の環境に合わせた設計が行われているのが特徴だ。

多くの操作をワンキーで行えるキーボード主体の操作体系

 ほとんどの操作にはあらかじめホットキーが割り当てられており、コピーや移動、削除、リネーム、属性の変更といった主要な操作はワンキーで行える。キーコンビネーションもすべてカスタマイズできる。

ショートカットキーは自由にカスタマイズ可能

 ユーザーインターフェイスも競合アプリと比べてシンプルで、サクサクと反応する。過去をリスペクトしてはいるが、ユーザーインターフェイスはモダンで、古臭さは感じない。もちろん、マウスによる操作も考慮されており、右クリックでOSのシェルメニューにアクセスできる(Windows 11の場合、クラシックメニューが表示される)。

モダンでシンプルなユーザーインターフェイス

 ちなみに、公式サイトは英語だが開発者は日本人とのこと。日本語でのフィードバックも受け付けている。日本語が文字化けしたり、日本語キーボードで使いにくいといった心配もないだろう。

 そのほかにも、本ソフトは以下の機能を備えている。

  • カスタマイズ可能な外観:明暗テーマの切り替えやフォントのカスタマイズが可能
    タイトルバーのアイコンで明暗テーマを切り替え
  • 組み込みのファイルプレビュー:画像ファイルやPDFの内容を表示。プログラムのソースコードはシンタックスハイライト付きで、バイナリファイルは16進での表示が可能
    [V]キーでファイルの内容をチラ見
  • 検索とフィルタリング:強力な検索・フィルタリングオプションを搭載。イニシャル検索機能で、目的のファイルへ素早くアクセスできる
  • ブックマーク:頻繁に使用するフォルダーをブックマークに登録。もちろん、ホットキーの登録も可能
  • さまざまなリストビュー:[Shift]+[数字]キーでリストビューのスタイルを切り替え。スタイルのカスタマイズも
    [Shift]+[数字]キーでリストビューのスタイルを切り替え

 対応OSはいまのところWindowsのみだが、コア機能はクロスプラットフォーム対応で構築されているようで、macOSやLinuxのサポートも予定されている。ベータテスト後は有料での提供となる見込みだが、料金体系は未定だ。

ソフトウェア情報

「Filedini」
【著作権者】
Filedini、Yoshihiro Ito 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(ベータ版につき)
【バージョン】
0.4.34(25/03/17)