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「iOS 18.4」「iPadOS 18.4」が公開 ~CVE番号ベースで62件の脆弱性に対処
「Apple Intelligence」日本語対応のほかにも、8つの新絵文字などさまざまな機能改善
2025年4月1日 07:20
米Appleは3月31日(現地時間)、「iOS 18.4」「iPadOS 18.4」をリリースした。注目のAI機能「Apple Intelligence」が日本語を含む8カ国語に対応したほか、「iOS 18.4」では以下の改善が含まれている。
- 「Apple Vision Pro」ユーザーへ自動でインストールされる「Apple Vision Pro」アプリ
- 「Apple News+」アプリで有名出版社の料理レシピを参照できるように。ステップバイステップで調理方法を確認できるクッキングモードなども
- 「写真」アプリの改善。フィルタリングや並び替えの強化、設定の拡充など
- 絵文字キーボードにオブジェクト、植物、スマイリーフェイスを含む8つの新しい絵文字
- 「Safari」の最近の検索候補。以前のクエリへすばやく戻れる
- セットアップアシスタントにより、チャイルドアカウントの作成手順が合理化
- 子どもがアプリをアンインストール・再インストールしても、「スクリーンタイム」のアプリ使用時間制限が適用される
- 「App Store」にユーザーレビューの要約を追加
- 「App Store」でアプリケーションのダウンロードやアップデートの一時停止と再開が、進行状況を失うことなく行えるように
- 「Podcast」用の新しいウィジェット
- アンビエントミュージックでコントロールセンターからすぐに音楽を再生
- 「Apple Fitness+」コレクションをライブラリに追加できるように
- 「Matter」に対応したロボット掃除機を「Home」アプリでコントロール。シーンやオートメーションに追加することも
- パンジャブ語、タミル語、テルグ語、ウルドゥー語など10の新しいシステム言語に対応
改善の一部は「iPadOS 18.4」にも含まれる。
セキュリティ関連の修正は、CVE番号ベースで62件(サード―パーティーライブラリの問題も含む)。機密データの漏洩や任意コードの実行、システムの予期せぬ終了、サンドボックスの迂回、ルート権限の奪取、アプリによる権限のないファイル削除、ロック画面の解除、プライバシー設定の迂回などにつながる恐れがあり、できるだけ早い対応が必要だ。
iPhone/iPadのアップデートは、基本的に自動で行われる。手動で行いたい場合は、「設定」アプリの[一般]-[ソフトウェアアップデート]ページにアクセスすればよい。