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「Google Meet」で顔を切り抜いて表示するレイアウトが追加
1つのカメラに映った複数の参加者を個別に表示する機能も利用可能
2025年4月2日 06:45
米Googleは3月28日(現地時間)、「Google Meet」のビデオ通話機能に新たな機能「Dynamic layouts」と「Dynamic tiles」を発表した。
「Dynamic layouts」は、従来のレイアウトとは異なり縦長のビデオパネルが導入され、余計な背景部分を除外して顔を切り抜いた配置。顔が大きく映し出されたビデオパネルが横一列に並ぶため、より公平で、一体感のある会議の体験ができる。
今回のアップデートにより、タイル配置ロジックが最適化され、未使用スペースを最小限に抑えるより効率的なレイアウトが実現された。また、ピン留め可能なユーザーの制限が最大3人が、最大6人まで拡張されたほか、カメラがOFFになっているユーザー向けのビジュアルデザインが刷新されている。従来のレイアウトも引き続き利用可能だ。
「Dynamic tiles」では、ChromeOSベースのGoogle Meet ハードウェアで「Dynamic layouts」を使用している場合に、同じカメラから参加している最大3人の参加者に対して個別のビデオタイルの作成が可能。物理会議室からの参加者とオンラインの参加者が、同じように表示されるため、オフライン・オンラインの違和感を持たずに会議を行える。
さらに、「Dynamic layouts」で個別表示されているユーザーがコンパニオンモードでログインしている場合には、ビデオパネルにコンパニオンモードで使用しているユーザー名を表示する「Face Match」機能が利用可能。個別のカメラから参加しているユーザーとまったく同じ表示を再現できる。
「Dynamic layouts」は、すべての「Google Meet」ユーザーが利用可能だが、「Dynamic tiles」と「Face Match」はGoogle Meet ハードウェアに関するライセンスが必要。即時リリースドメインでは、3月31日から展開されており、機能が表示されるまで15日以上かかる場合がある。計画的リリースドメインでは4月17日から展開が開始され、機能が表示されるまで21日以上かかる可能性がある。