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Android操作アプリ「scrcpy」v3.2、マイクの生音や通話のみの音声キャプチャーに対応
取得するオーディオをきめ細かく取捨選択できるように
2025年4月2日 08:18
Android端末をPCへミラーリングするツール「scrcpy」が3月30日(日本時間)、v3.2へとアップデートされた。本リリースの目玉は、オーディオソースの拡充だ。
従来の「scrcpy」では、以下の3つのオーディオソースがサポートされていた。
- output(デフォルト):Androidデバイスのオーディオ出力をまるごと転送し、デバイス側での再生を無効にする
- playback:オーディオ再生をキャプチャーする(かならずしもオーディオ全体が転送されるわけではない)
- mic:マイクをキャプチャーする
v3.2では以下のオーディオソースが追加で利用可能となり、オーディオをきめ細かく取捨選択できるようになる。
- mic-unprocessed:マイクの未処理音声(生音)をキャプチャー
- mic-camcorder:ビデオ録画用に調整されたマイクを、カメラがある場合はカメラと同じ向きでキャプチャー
- mic-voice-recognition:音声認識用に調整されたマイクをキャプチャー
- mic-voice-communication:音声通信用に調整されたマイクをキャプチャー。利用可能な場合、エコーキャンセルや自動ゲインコントロールなどを利用する
- voice-call:音声通話をキャプチャー
- voice-call-uplink:音声通話のアップリンクのみをキャプチャー
- voice-call-downlink:音声通話のダウンリンクのみをキャプチャー
- voice-performance: ライブパフォーマンス(カラオケ)用に処理される音声をキャプチャー。マイクとデバイスの再生の両方を含む
音声通話をファイルに録音した場合、再生時にオーディオとビデオの同期が崩れることがある点には注意したい。
そのほかにも、「Android 15」で自動回転が壊れていた問題と、「Android 16」で音声キャプチャーが壊れていた問題が解決された。また、互換性確保のため古いLinuxディストリビューションとmacOS向けに静的バイナリがビルドされるようになった。
「scrcpy」は、USB/Wi-Fi接続されたAndroid端末の画面をPCで表示(ミラーリング)・操作できるようにするコマンドラインツール。名前(screen copy)の通り、リリース当初はAndroid端末の画面をミラーリングするためのツールだったが、遠隔操作や録画、配信などにも対応する。
対応OSはWindows/Mac/Linuxで、ライセンスは「Apache License 2.0」。現在、「GitHub」のプロジェクトページや窓の杜ライブラリから無償でダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「scrcpy」
- 【著作権者】
- Genymobile
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.2(25/03/30)