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Windows 10パッチ「KB5055612」が公開 ~BYOVD対策のため脆弱なドライバーをブロック

2025年4月非セキュリティプレビュー更新プログラム

Microsoft、「Windows 10」の2025年4月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5055612」をリリース

 米Microsoftは4月22日(現地時間)、「Windows 10」の2025年4月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5055612」をリリースした。「Windows 11」のプレビューパッチは後日リリースされるとのこと。

  • Windows 11 バージョン 24H2:(未リリース)
  • Windows 11 バージョン 23H2:(未リリース)
  • Windows 11 バージョン 22H2:(未リリース)
  • Windows 10 バージョン 22H2:KB5055612

 「KB5055612」におけるハイライトは、以下の通り。

  • OSの内部機能でさまざまなセキュリティ改善
  • Windows更新プログラムをインストールするコンポーネントであるサービシングスタックの品質を改善
  • 「BYOVD」(Bring Your Own Vulnerable Driver)攻撃に悪用されている脆弱性を含むドライバーをブロックリストに追加

 なお、今回リリースされたのは、米国時間来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、 適用は必須ではない(オプション提供) 。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けだ。一般のユーザーは来月のパッチチューズデーを待っても問題はないだろう。