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無料リモートデスクトップソフト「Brynhildr」、Web接続の音声伝送をステレオ化

v3.1.2がリリース

「Brynhildr」v3.1.2。「Firefox」でWebブラウザー接続した様子

 高速リモートデスクトップソフト「Brynhildr」の最新版v3.1.2が、4月23日に公開された。本バージョンの目玉は、Webブラウザー接続の音声伝送がステレオ化されたことだ。

 「Brynhildr」(ブリュンヒルデ)は、他のWindowsデバイスを手元のPCで閲覧・遠隔操作するためのツール。画面や音声の転送以外にも暗号化通信、パスワード認証、マルチモニター機能、クリップボード共有機能(テキストのみ)、ファイル転送などを備える。「Brynhildr 3」(「Brynhildr Free」とも)からはクライアントとしてWebブラウザーを利用する機能が追加され、理論上はモダンブラウザーさえあれば非Windows環境からもアクセスできるようになった。

 本バージョンでは、このWebブラウザー接続で音声伝送がモノラルからステレオになった。従来は通信サイズの関係でモノラルとしていたが、Float型(32bit)からShort型(16bit)に仕様変更することで、音質は若干下がるもののステレオ化できたという。

 そのほかにも、サーバーモードで起動中にIPアドレスが変わった際、タスクトレイのアイコンメッセージに表示されるIPアドレスが新しくなっていなかった問題が修正された。細部の微調整も行われているようだ。

 「Brynhildr 3」はWindows 10/11に対応しており、現在公式サイト「vritra.remotedesktop.jp」や窓の杜ライブラリからダウンロード可能。利用は無償だが、1日に1回広告が表示される。

ソフトウェア情報

「Brynhildr」
【著作権者】
(株)ランスロット
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト(広告付き)
【バージョン】
3.1.2(25/04/23)