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無料リモートデスクトップ「Brynhildr」、ブラウザー版がマルチモニターなどに対応
FPSの指定も可能に。v3.1.3がリリース
2025年5月19日 16:24
高速リモートデスクトップソフト「Brynhildr」の最新版v3.1.3が、5月16日に公開された。本バージョンでは、Webブラウザー接続でマルチモニターがサポートされた。
「Brynhildr」(ブリュンヒルデ)は、他のWindowsデバイスを手元のPCで閲覧・遠隔操作するためのツール。画面や音声の転送以外にも暗号化通信、パスワード認証、マルチモニター機能、クリップボード共有機能(テキストのみ)、ファイル転送などを備える。「Brynhildr 3」(「Brynhildr Free」とも)からはクライアントとしてWebブラウザーを利用する機能が追加され、理論上はモダンブラウザーさえあれば非Windows環境からもアクセスできるようになった。
本バージョンでは、このWebブラウザー接続を継続改善。全バージョンで音声伝送がステレオ化されたことに続き、マルチモニターへの対応やFPSの指定、マウスの相対移動がサポートされた。現在は、いずれも開発者向けの機能だが、将来的には一般ユーザーにも使いやすい形で提供される可能性もあるだろう。
そのほかにも、今後の拡張やセキュリティ強化のために通信バージョンが引き上げられた。これにより、以前のバージョンの「Brynhildr Free」とは通信できなっているので注意したい。
「Brynhildr 3」はWindows 10/11に対応しており、現在公式サイト「vritra.remotedesktop.jp」や窓の杜ライブラリからダウンロード可能。利用は無償だが、1日に1回広告が表示される。
ソフトウェア情報
- 「Brynhildr」
- 【著作権者】
- (株)ランスロット
- 【対応OS】
- Windows 10/11
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(広告付き)
- 【バージョン】
- 3.1.3(25/05/16)