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無料リモートデスクトップ「Brynhildr」、ブラウザー版がマルチモニターなどに対応

FPSの指定も可能に。v3.1.3がリリース

「Brynhildr」サーバーへ「Firefox」でWebブラウザー接続した様子(スクリーンショットはv3.1.2のもの)

 高速リモートデスクトップソフト「Brynhildr」の最新版v3.1.3が、5月16日に公開された。本バージョンでは、Webブラウザー接続でマルチモニターがサポートされた。

 「Brynhildr」(ブリュンヒルデ)は、他のWindowsデバイスを手元のPCで閲覧・遠隔操作するためのツール。画面や音声の転送以外にも暗号化通信、パスワード認証、マルチモニター機能、クリップボード共有機能(テキストのみ)、ファイル転送などを備える。「Brynhildr 3」(「Brynhildr Free」とも)からはクライアントとしてWebブラウザーを利用する機能が追加され、理論上はモダンブラウザーさえあれば非Windows環境からもアクセスできるようになった。

 本バージョンでは、このWebブラウザー接続を継続改善。全バージョンで音声伝送がステレオ化されたことに続き、マルチモニターへの対応やFPSの指定、マウスの相対移動がサポートされた。現在は、いずれも開発者向けの機能だが、将来的には一般ユーザーにも使いやすい形で提供される可能性もあるだろう。

 そのほかにも、今後の拡張やセキュリティ強化のために通信バージョンが引き上げられた。これにより、以前のバージョンの「Brynhildr Free」とは通信できなっているので注意したい。

 「Brynhildr 3」はWindows 10/11に対応しており、現在公式サイト「vritra.remotedesktop.jp」や窓の杜ライブラリからダウンロード可能。利用は無償だが、1日に1回広告が表示される。

ソフトウェア情報

「Brynhildr」
【著作権者】
(株)ランスロット
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト(広告付き)
【バージョン】
3.1.3(25/05/16)