ニュース

「Epic Games Store」、年間収益100万米ドル未満の作品は手数料を無料にすると発表

『法外な料金を請求するAppleやGoogleなどに代わる』など過激な発言も

「Epic Games Store」アプリのメイン画面

 米Epic Gamesは、同社が運営するゲーム配信プラットフォーム「Epic Games Store」にて、6月からの新たな取り組みを発表した。

 まず、「Epic Games Store」で販売されるソフトウェアに対し、1作品ごとの収益が年間100万米ドルに達するまでは、デベロッパーがEpic Gamesに販売手数料として支払うレベニューシェア(収益分配)を0%にする。つまりEpic Gamesは取り分なしで、デベロッパーが収益を100%受け取れる。

 100万米ドルを超えた分は、現在と同じくデベロッパーが88%、Epic Gamesが12%でレベニューシェアされる。

 さらに、「Epic Games Store」をホストとし、デベロッパーが独自のWebショップを立ち上げられる機能も合わせてリリースする。この独自Webショップで購入したユーザーには、5%のEpicリワード(「Epic Games Store」のポイントプログラム)が提供される。

 Epic Gamesは独自のWebショップ機能について、『AppleやGoogleなどが法外な料金を請求するアプリ内課金に代わる、より費用対効果の高い方法』と2社を名指し。加えて、『EUや米国のiOSを含む、デジタル購入を許可しているあらゆるプラットフォーム上で、ゲーム内のプレイヤーにデジタルコンテンツを購入させることができる』と述べるなど、かなり攻撃的な表現が目立つ内容となっている。

Epic Gamesの発表内容