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数百種に及ぶVBAマクロ用のAPIを追加した「KINGSOFT Office 2013」v9.1.0.4583
実際に行った操作を記録して後で同じ操作を再現できる“マクロの記録”機能も
(2014/5/16 18:37)
キングソフト(株)は16日、「Microsoft Office」と高い互換性をもつ低価格な統合オフィス環境「KINGSOFT Office 2013」の最新版v9.1.0.4583を公開した。最新版の主な変更点は、表計算ソフト「Spreadsheets」に数百種のVBAマクロ用APIを追加したこと。
追加されたAPIには、「Microsoft Excel」のVBAマクロでよく使われる“QueryTable”オブジェクトや“FileSearch”オブジェクト、“OpenText”メソッド用のAPIも含まれている。また、APIから“Open Database Connectivity(ODBC)”“ActiveX Data Objects(ADO)”方式でデータをインポート可能になった。これらにより、「Microsoft Excel」用に作られたVBAマクロが「Spreadsheets」で動作する確率が高くなったといえるだろう。
さらに、ワープロソフト「Writer」と「Spreadsheets」へ、実際に行った操作を記録して後で同じ操作を再現できる“マクロの記録”機能が追加された。また「Spreadsheets」に、選択範囲のデータを画像として撮影し、シート内へ挿入する“カメラ”機能が追加された。“カメラ”で撮影した画像はシートへ挿入されるとともにクリップボードへコピーされるため、他のソフト上へ貼り付けることも可能。
本ソフトは、64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1に対応するシェアウェアで、試用期間は30日。基本的な機能のみを備える“Standard”エディションの価格は5,480円(税込み)で、VBAマクロに対応した“Standard VBA対応版”エディションは5,980円(税込み)となっている。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。
ソフトウェア情報
- 「KINGSOFT Office 2013」
- 【著作権者】
- キングソフト(株)
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1
- 【ソフト種別】
- シェアウェア “Standard”エディション5,480円(税込み)、“Standard VBA対応版”エディション5,980円(税込み)など
- 【バージョン】
- 9.1.0.4583(14/05/16)