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超高速ファイル検索ソフト「Everything」v1.3が正式版に
64bitビルドに加え、多言語対応インストーラーを用意。サービス動作も可能に
(2014/8/6 15:25)
ファイル検索ソフト「Everything」の最新版v1.3.4.686が、6日に公開された。v1.3系統の正式版が公開されるのは今回が初めて。
「Everything」は、高速かつ軽快な動作が売りのファイル検索ソフト。検索ボックスと検索結果画面だけというシンプルなユーザーインターフェイスも好印象だ。
OS標準のファイル検索機能「Windows サーチ」と異なり、“すべて”のファイルがリストアップされた状態から入力したキーワードで絞り込んでいくというスタイルになっているのが本ソフトの名前の由来。毎回ファイルシステムを走査するのではなく、あらかじめ作成しておいたNTFSのインデックスを利用して検索するのが本ソフトの速さの秘密で、ファイルシステムを監視して変更をインデックスに反映させるためタスクトレイ常駐型アプリケーションとして振る舞うが、システムへの負荷は非常に軽い。
v1.3系統では64bit版Windows向けのビルドが用意されたほか、多言語対応のインストーラーが提供される。これまでも言語パックを導入することで日本語化することは可能だったが、マルチランゲージ版のインストーラーを利用すればその手間を省くことができる。
また、「Everything」をWindows サービスとして動作させらるオプションが追加されたのも大きな改善点。Windows Vista以降では「Everything」を起動する際にUACダイアログが表示されなくなるため、使い勝手が向上する。また、設定とデータをユーザーフォルダ(“%APPDATA%”フォルダ)へ保存するオプションも追加された。これらのオプションは、インストール時のウィザードやオプション画面で変更が可能。とくに理由がない場合は初期設定のままにしておくことをお勧めする。
そのほかにも、検索履歴をキーボードショートカットで呼び出したり自動補完に利用する機能、検索条件を保存して再利用するブックマーク機能、指定した形式のファイルのみがマッチするようにするフィルター機能、指定したネットワークフォルダ・FAT32フォルダのインデックス化、ファイルリストのエクスポート・インポートといった新しい機能がサポートされた。また、変更日時ベースの検索機能も搭載。たとえば検索ボックスに“rc:last10mins”と入力すれば過去10分以内に変更のあったファイルのみが表示され、リアルタイムに更新されるようになる。
「Everything」は64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8に対する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「Everything」
- 【著作権者】
- David Carpenter 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.3.4.686(14/08/06)