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無償の国産グループウェア「GroupSession」が1年2カ月ぶりのアップデート
“WEBメール”機能の強化をはじめとする150以上の機能追加や改善を盛り込む
(2014/9/24 16:02)
日本トータルシステム(株)は24日、無償で利用できるJava製の国産グループウェア「GroupSession」の最新版v4.3.0を公開した。約1年2カ月ぶりとなる今回のアップデートは、150を超える機能追加や改善が盛り込まれた、かつてない規模のものとなっている。
もっとも多くの機能追加や改善が施されたのは“WEBメール”機能で、誤送信防止機能や予約送信機能が新たにサポートされたほか、メールの文字化け発生率を抑える対策が盛り込まれた。
また、“ショートメール”機能ではラベル機能やフィルタリング機能、マルチアカウント機能などが追加された。マルチアカウント機能は利用するアカウントを複数切り替えられるようにしたもの。たとえば社員アカウントとは別に部門アカウントを設けて利用するようにすれば、社員の部門異動があっても送受信の履歴を後任者に引き継げるようになる。
“ショートメール”機能はもともと伝言メモを残す用途で開発されたが、バージョンを重ねるごとに機能が追加され、社内専用メールの役割を果たすようになった。そこで、今までの使い勝手をなるべく維持したまま、本バージョンを機にリプレイスされているという。
さらにPDF出力機能に対応する機能が拡充され、“回覧板”や“掲示板”でも利用できるようになった。書き込んだ内容をPDFファイルへ書き出して持ち出したり、紙へ印刷できるようになる。従来からPDF出力機能に対応していた“スケジュール”や“施設予約”では、新たに単票出力がサポートされた。
そのほかにも“回覧板”でテンプレートファイルを回覧し、ユーザーが入力したファイルを一括で回収したり、“掲示板”で掲示開始日時を指定できるようになるなどといった改善が施されいる。
なお、「GroupSession」の動作には「Java 6」または「Java 7」が、J2EEコンテナとして「Apache Tomcat 6」または「Apache Tomcat 7」が必要。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「GroupSession」
- 【著作権者】
- 日本トータルシステム(株)
- 【対応OS】
- Windows Server 2003/Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2/8/Server 2012/Server 2012 R2など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.3.0(14/09/24)