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Adobe、オープンソースのWeb開発向けテキストエディター「Brackets」v1.0をリリース
PSDファイルからデザイン情報などを抽出してCSSへ変換する「Extract」拡張機能も
(2014/11/5 14:20)
米Adobe Systems Incorporatedは4日(現地時間)、オープンソースのコードエディター「Brackets」の最新版v1.0を公開した。64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1、Mac OSX(10.6/10.7/10.8)およびLinuxに対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
「Brackets」は、HTML/CSS/JavaScriptを記述するのに特化したWeb開発向けのコードエディター。「Brackets」自身もHTML/CSS/JavaScriptで開発されている。別のファイルに記述されたスタイルをその場でインライン編集できる“クイック編集”や、編集中のHTML/CSSを「Google Chrome」でリアルタイムプレビューできる“ライブプレビュー”といった機能を備えるのが特長。コードヒント(入力補完)やシンタックスハイライトはもちろん、ファイル・行・定義へのナビゲーションを行う“クイックオープン”機能、LESS/SCSSのコンパイル、複数選択・編集、分割ビュー、拡張機能、テーマにも対応している。
メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、新たにキーボードショートカットのカスタマイズ機能が追加。さらに“クイック編集”では外部ファイルに記述したスタイルがファイル別にグループ化されるようになった。編集しないファイルは折りたたんで隠すことができる。また、コードヒントと“クイックオープン”では大文字・小文字を識別して適切な結果を提案するようになった。これにより、目的の結果が得やすくなっている。
また、本バージョンでは「Extract for Brackets」を同梱したパッケージが提供される。「Extract」はPSDファイルからレイヤーの位置やサイズ、色といった情報を抽出し、CSSコードを出力するAdobe製の拡張機能。プレビュー版として提供されており、「Adobe Photoshop」などで作成されたデザインカンプ(見本)をもとにスタイルを記述することができる。
ソフトウェア情報
- 「Brackets」Windows版
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated and its licensors
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.0-15191(14/11/04)