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Google、“Google Earth API”を1年後に廃止へ
「Google Chrome」「Firefox」で“NPAPI”が廃止されることを受けた措置
(2014/12/15 13:57)
米Google Inc.は12日(現地時間)、3Dデジタル地球儀「Google Earth」をWebページへ埋め込むためのAPI“Google Earth API”を廃止する計画を明らかにした。発表日より1年間サポートが継続されるが、2015年12月12日には無効化される。
この措置は、「Google Chrome」と「Firefox」で“NPAPI”がセキュリティ上の理由で廃止されることを受けたもの。「Google Earth」の埋め込みには、WebブラウザーのプラグインとJavaScriptのAPIの組み合わで実現されていたが、プラグインの実装にはクロスプラットフォームなプラグインフレームワーク“NPAPI”が利用されていた。“NPAPI”は「Netscape」時代から利用されている古いフレームワークで、近年ではパフォーマンスやセキュリティ上の理由で、よりモダンな“PPAPI(Pepper Plugin API)”への置き換えが進められている。
なお、同社では後継となる製品の開発を進めているようだ。今後の発表に注目したい。