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新作ライトノベル『心霊写真使い涙歌』の前日譚が無償のADVとして公開

ニコニコ自作ゲームフェス5で好評を博した「虚白ノ夢」の作者がゲーム化

「心霊写真使い涙歌 七人ミサキの呪い」v1.00

 (株)ニワンゴは13日、同社と(株)ドワンゴが運営する動画サービス“niconico”で提供している“ニコニコゲームマガジン”上で、アドベンチャーゲーム「心霊写真使い涙歌 七人ミサキの呪い」を公開した。“ニコニコゲームマガジン”は無料で遊べる自作ゲームの配信などを行っているサービス。

「心霊写真使い涙歌」公式Webサイト

 「心霊写真使い涙歌 七人ミサキの呪い」は、(株)KADOKAWAのビーズログ文庫アリスより11月に刊行予定のネオ・オカルトホラーライトノベル『心霊写真使い涙歌』の前日譚となるアドベンチャーゲーム。

 ゲーム化は“ニコニコ自作ゲームフェス5”で坂口博信賞など4つの賞を獲得したホラーアドベンチャーゲーム「虚白ノ夢」の作者であるカナヲ氏が、ライトノベルを執筆する保坂歩氏の原案をもとに行い、ライトノベルの発売に先駆けて無償で配信が開始された。

“ビヨンドスコープ”とそれを使いこなす能力が主人公の武器

 ゲームはアドベンチャー形式で、禍々しいものがさまよう“向こう側の世界”を覗き、死者を撮影できるカメラアプリ“ビヨンドスコープ”を使って死者と交渉する主人公“塔崎涙歌”が仲間の幽霊らと共に、とある学校の旧校舎で発生した奇怪な現象に挑んでいく。

旧校舎のマップは暗く、視界も狭く設定されることで暗鬱な雰囲気を醸し出している
“ビヨンドスコープ”を起動すると違った世界が見えてくる

 主人公は撮影した死者に“ビヨンドスコープ”でいつでも話しかけることができ、その力を使って謎を解き明かしていく。自らの探索や仲間による情報収集などで十分な情報を集めると、奇怪な現象の原因と“交渉”が可能になり、交渉がうまくいけば謎が解き明かされていくというのがゲームの大まかな流れだ。

“交渉”は選択肢から行う。収集した情報から的確な選択肢を選びたい
主人公は“呪い”に対しては無敵だというが……

ソフトウェア情報

「心霊写真使い涙歌 七人ミサキの呪い」
【著作権者】
カナヲ 氏、保坂 歩 氏、糸色える 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.00(15/09/13)

(市川 祐吉)