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新機能“スタート ウィンドウ”を搭載した「EmEditor」v15.5が正式版に

最近利用したファイル・フォルダー・ワークスペースへすばやくアクセスできる

「EmEditor Professional」v15.5.0

 (株)エムソフトは28日、定番テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v15.5.0を公開した。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。本バージョンの主な変更点は、“スタート ウィンドウ”が新たに追加されたこと。

 “スタート ウィンドウ”は、前回終了時に保存された既定のワークスペース、最近使ったファイル、最近使ったフォルダーをキーボード操作だけで簡単に選択するために設けられたウィンドウ。カスタマイズ画面から最近利用したワークスペースを表示することもできる。「EmEditor」の起動時に自動で表示されるほか、新規ドキュメントを作成したあとに[↓]キーを押すことでも呼び出せるので、以前利用した項目へすばやくアクセスするためのランチャーとして役立つ。

 「EmEditor」を起動するとエディター画面に入力のフォーカスが当たっているのはこれまで通りで、文字を入力したりコマンドを選択すれば“スタート ウィンドウ”は自動で非表示になる。同社によると“スタート ウィンドウ”は軽量かつ高速で表示できるように設計されているとのことで、邪魔になることはなさそうだ。もし、どうしても煩わしく感じられる場合は、カスタマイズ画面から起動時の表示を無効化することもできる。

最近利用したファイル・フォルダー・ワークスペースへすばやくアクセスできる“スタート ウィンドウ”
“スタート ウィンドウ”のカスタマイズ画面

 そのほかにも、本バージョンではマクロからプラグインの機能を呼び出す機能が追加された。この機能を利用すれば、有効化されていないプラグインであってもマクロから一時的に機能を利用することが可能。また、[Ctrl]+[F12]で「EmEditor」のウィンドウの分割表示を開始した際に、[Page Up][Page Down][Home][End]の各キーでスプリットバーをウィンドウの上・下・左・右端へ移動できるようになるなどの改善が盛り込まれている。

 「EmEditor Professional」は、64bit版を含むWindows Vista/Server 2008/7/8/Server 2012/8.1/10に対応する4,800円のシェアウェア。購入時から1年以内は無償バージョンアップが提供されるが、以降のバージョンアップには年額2,400円の“保守プラン”の購入が必要。また、アップデートの提供期間に制限のない“永久ライセンス”も18,000円で提供されている。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows Vista/Server 2008/7/8/Server 2012/8.1/10
【ソフト種別】
シェアウェア(通常ライセンスは4,800円、永久ライセンスは18,000円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
15.5.0(15/10/28)

(樽井 秀人)