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Mozilla、あとで読むサービス「Pocket」を終了 ~2017年に買収し「Firefox」にも統合

買収したばかりの「Fakespot」もシャットダウン、データ消去に注意を

同社のアナウンス

 Mozillaは5月22日(米国時間)、「Pocket」と「Fakespot」を段階的に廃止すると発表した。「Pocket」は、Mozillaが2017年2月に買収した“あとで読む”サービス。「Fakespot」はオンライン商品レビューの信憑性を分析するブラウザー拡張機能で、2023年に買収したばかりだった。

 とくに「Pocket」は「Firefox」にも組み込まれており、影響が大きくなりそうだ。Mozillaによると、終了日は2025年7月8日。5月22日以降、「Pocket」のダウンロードやプレミアムサブスクリプションの新規購入はできなくなる。すでにサブスクリプションを購入している場合は自動的にキャンセルされ、年間契約者には2025年7月8日より払い戻しが行われるとのこと。

 「Pocket」にデータがある場合、2025年10月8日まではいつでもエクスポートできる。しかし、それ以降は削除され、永久にアクセスできなくなるので注意したい。API経由でのデータの読み取り・書き込みも、その日以降できなくなる。

 なお、「Fakespot」は2025年6月10日に機能を停止するとのこと。