ニュース
クラシック版「Outlook」アプリでメールを開くとクラッシュする不具合が発生中
Microsofが調査中、回避策を案内
2025年6月19日 10:23
米Microsoftは6月16日(現地時間)、クラシック版「Microsoft Outlook」アプリで新たな問題が発生していることを明らかにした。新しいメールを開いたり開始したりすると、アプリがクラッシュしてしまうという。
この問題は「Outlook」アプリがフォームライブラリを開けないことに起因し、すべての「Microsoft 365 Office」チャネルの「Outlook」アプリで発生する可能性がある。仮想デスクトップインフラ(VDI)上で実行されているケースでの発生が増えつつあるようだ。
問題が発生した環境では、以下のようなクラッシュイベントが「イベント ビューア」のアプリケーションログに記録される(細部は異なる可能性がある)。
Faulting application name: OUTLOOK.EXE, version: 16.0.14334.20090, time stamp: 0x683fe030
Faulting module name: OLMAPI32.DLL, version: 16.0.14334.20090, time stamp: 0x683ff910
Exception code: 0xc0000409
Fault offset: 0x00196e1c
Faulting process id: 0x9100
Faulting application start time: 0x01dbdbe04fe54514
Faulting application path: C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\OUTLOOK.EXE
Faulting module path: C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\OLMAPI32.DLL
同社は現在、この問題を調査中。詳細が分かり次第、情報を知らせるとしている。当面の回避策としては、「FORMS2」フォルダーを手動で作成するのが有効となる場合があるようだ。具体的な手順は以下の通り。
- 「Outlook」をはじめとするすべての「Office」アプリを閉じる
- [Windows]+[R]キーで[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開き、「%localappdata%Microsoft」を実行する
- 「エクスプローラ」が開くので、「FORMS2」という名前のフォルダーを作成する