ニュース
Algomatic、生成AIを使った次世代型ゲーム開発インフラ「AlgoGames」シリーズを提供開始
「DMM GAME翻訳」は「AlgoGames 翻訳」に名称変更
2025年9月4日 06:45
(株)Algomaticは9月3日、ゲームタイトルのコンテキストデータと生成AIと融合した開発プロセスの効率化ソリューション「AlgoGames」シリーズの提供を開始した。また、現在提供中の「DMM GAME翻訳」は「AlgoGames 翻訳」に名称変更され、機能もアップデートされた。
Algomaticはこれまで、作品の文脈を踏まえた高精度な翻訳・ローカライズの「DMM動画翻訳」「DMM GAME翻訳」や、炎上対策AIエージェント「炎上対策ミマモルくん」のβ版も提供し、IPホルダーやゲームパブリッシャー向けの支援体制を構築してきた。累計100本以上の翻訳タイトルを手がけ、平均で約75%のコスト削減と50%以上の翻訳期間短縮を実現。そして、今回新たに生成AIとゲームタイトルのコンテキストデータを融合させた、次世代型のゲーム開発インフラとして「AlgoGames」の提供を開始した。
「AlgoGames」シリーズは、ゲームの世界観、キャラクター性、口調などのIPコンテキストデータと生成AI技術を組み合わせ、翻訳だけでなく、マーケティング、シナリオライティング、QA、パブリッシングまで、ゲーム開発・運営を支援する。
「AlgoGames」シリーズの特徴
作品の世界観や口調といった文脈情報をデータとして蓄積・活用することで、AI翻訳を超える、IPを深く理解した高精度で表現力豊かなサービスを提供する。また、「DMM GAME翻訳」で培ったAI活用の知見を、マーケティングやシナリオライティングなど、多様な領域へ横展開する。
ほかにも、BtoB向けの開発支援に加え、運営やパブリッシング領域にも対応。将来的には自社タイトル開発も視野に入れているという。さらに、日本のIP開発力とAIによる多言語・ローカライズ技術を組み合わせ、グローバル市場で通用するゲーム体験の創出を支援する。
今後は2025年度内に、ゲーム開発プロセスにおけるマーケティング支援に特化したプロダクトを「AlgoGames」シリーズに追加する予定。日本発ゲームタイトルがグローバルで継続的に成功するための開発・運営インフラとなることを目指し、事業開発および運営に取り組んでいくとしている。