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「Google Chrome」の脆弱性をLLMが発見 ~スクリプトエンジン「V8」に不適切な実装

修正版がリリース、Windows環境ではv141.0.7390.122/.123が展開中

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にv141.0.7390.122/.123が展開中

 米Googleは10月21日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。現在、Windows/Mac環境にはv141.0.7390.122/.123が、Linux環境にはv141.0.7390.122が展開中だ。

 本リリースは、原則毎週実施されているセキュリティアップデート。今回は以下の1件の脆弱性が修正された。

  • CVE-2025-12036:Inappropriate implementation in V8(High)

 Googleの研究部門DeepMindとセキュリティ研究チームProject Zeroが共同開発した脆弱性検出のための大規模言語モデル(LLM)「Big Sleep」によって発見されたという。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。