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「Microsoft Teams」の[Together モード]を廃止へ ~ギャラリービューへ統合

オンライン会議ならではのストレスを軽減することが期待されていた機能

「Microsoft Teams」の[Together モード]を廃止へ(出典:Microsoft)

 米Microsoftは5月14日(現地時間)、コミュニケーションツール「Microsoft Teams」の[Together モード]を、6月30日より順次廃止すると発表した。

 [Together モード]は、多数の参加者がいるオンライン会議で、切り抜かれた参加者のビデオを1つの背景上に配置するモード。単に参加者を並べるグリッドビューとは異なり、会議の一体感が出るため、オンライン会議ならではのストレスを軽減することが期待されていた。

 今回の変更は会議への参加や管理を容易にし、あらゆるデバイスやネットワーク環境での利用体験を向上させる取り組みの一環。これまで「Microsoft Teams」には[ギャラリー ビュー]、[大きなギャラリー ビュー]、[Together]、[動的な会議 ビュー]など複数のレイアウトオプションが存在していたが、選択肢の多さがユーザーの認知的負荷を高め、プラットフォーム間での体験の断片化や実装の複雑化を招いていた。

 [Together モード]が担っていた『会議における重要な参加者を確認する』という核となるニーズは、現在では最大49人を同時に表示できるモダンな[ギャラリー ビュー]によって十分に満たされるとしている。[ギャラリー ビュー]はデバイスの性能に応じてビデオタイルの数やサイズを自動的に調整するため、スペックの限られたデバイスでも過負荷や映像のカクつきを防ぎ、スムーズなフレームレートを維持可能だ。

 単一の適応型ギャラリー体験に統合することで、インターフェイスを簡素化し、デバイス間で一貫した体験を提供できる。また、画面描画をクライアント向けに最適化することで、より高く安定したビデオ品質を実現するとともに、超解像・ノイズ除去・色の正確性向上といったユーザーからの要望が多い機能の改善に再投資できるとのこと。

 このアップデートが適用されると、会議の[表示]メニューから[Together モード]ボタンが削除され、座席の割り当てを含むシーンやカスタムシーンも同時に廃止される。これまで組織のブランドイメージを表現するためにシーンを利用していた場合は、代わりに組織が提供する[ブランド背景](すりガラスのオプションを含む)が利用可能だ。[Together モード]の廃止後も、ユーザーはピン留めやスポットライトなどの機能を用いて、操作の手間を減らしながら協力的で魅力的な会議環境を実現できるだろう。

 [Together モード]の削除は、標準的な安全展開プロセスに従って各プラットフォームで段階的に進められる。なお、対象を限定した先行リリース(Targeted Release)やパブリックプレビューのユーザーには、より早い段階でこの変更が適用される可能性がある。