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定番ベンチマーク「Geekbench 7」が公開、「CUDA」対応など3年半ぶりのメジャー更新

ビデオ会議や配信、ゲーム物理演算など新ワークロードを多数追加

「Geekbench 7」

 加Primate Labsは7月23日(現地時間)、「Geekbench 7」をリリースした。2023年2月以来、約3年半ぶりのメジャーバージョンアップとなる。

 「Geekbench」は、クロスプラットフォーム対応の定番ベンチマークソフト。テストは実際の利用状況に近くなるように設計されており、ワンクリックで現実に即したCPU/GPU性能を測定できるシンプルな設計が魅力。デスクトップPC(Windows/macOS/Linux)やモバイルデバイス(iOS/Android)など、異なるOS、アーキテクチャー間でハードウェア性能を簡単に比較できる。個人利用は無料だ。

ワンクリックでCPU/GPU性能を測定。Webブラウザーで結果を閲覧
実際の利用状況に近いテスト(ワークロード)で現実に即した結果が得られる

CPUワークロード

 「Geekbench 7」では、メディア系のCPUワークロードを追加。ビデオ会議の画面共有を想定した「AV1」コーデックのエンコードや、ボイスメモ・ポッドキャストを想定した「Opus」コーデックを用いた音声圧縮、音声認識モデル「Whisper」でライブ字幕を生成しながら動画・音声をデコードするといったタスクで性能を測定できる。

 そのほかにも、以下のワークロードが追加・拡充された。

  • Game Physics:人気ゲームで採用されている物理エンジン「Jolt Physics」を活用
  • Photo Editor:実際の編集素材をより豊富にして拡充
  • Photo Library:JPEG XLやDNGといった画像フォーマットも利用するように

 また、マルチコアベンチマークも実際のアプリケーションの挙動を反映するよう再設計された。たとえばWebブラウザーはシングルスレッド(または軽度なマルチスレッド)で動作するため、「HTML5 Browser」テストはマルチスレッドのテストスイートから除外された。これで、実際の使用感に近いスコアが得られるようになったという。

GPUワークロード

 GPUベンチマークも、昨今の機械学習とコンテンツ制作に焦点を当てて刷新された。SNSアプリの顔フィルターを想定した映像への顔追跡、リアルタイムフィルターの適用、機械学習による画像のアップスケール(超解像)、ビデオ会議の背景ぼかしといった機械学習系ワークロードのほか、RAW画像処理やLUTベースの動画カラーグレーディング、パストレーシング、流体シミュレーションなどの画像編集・合成系ワークロードも新たに導入された。

 また、既存の「OpenCL」「Vulkan」「Metal」に加え、要望の多かった「CUDA」をサポート。NVIDIA製GPUの性能を「CUDA」経由で測定できる。

そのほかの改善

 そのほかにも、現代のアプリやファイルサイズに合わせて、処理対象データが拡張された。「File Compression」(ファイル圧縮)や「PDF Viewer」などの各ワークロードが処理するデータセットも、より大きく、多様なものにアップデートされている。

 なお、リリースを記念して、商用などに対応した上位版「Geekbench 7 Pro」が8月6日まで20%オフで販売されるとのこと。

ソフトウェア情報

「Geekbench」Windows版
【著作権者】
Primate Labs Inc.
【対応OS】
Windows 11以降
【ソフト種別】
シェアウェア(個人利用は無料)
【バージョン】
7.0.0(26/07/23)