NEWS(10/03/10 16:06)
多機能Twitter/SNSクライアント「sobees lite」が名を「sobees」へ改めベータ版に
ソースコードを全面的に書き直して高速化・安定化
スイスのdeskNET SAは9日(現地時間)、多彩なレイアウトで複数の“Twitter”アカウントを一元管理できる多機能クライアント「sobees lite」の最新版を公開した。本ソフトはこれまでアルファ版として開発が進められてきたが、本バージョンではソースコードを全面的に書き直して高速化と安定化が施されており、ソフト名を「sobees」へと改めてベータ版として公開されている。
「sobees」は、マルチカラム型のTwitterクライアント。複数のTwitterアカウントのタイムラインを並べて一元管理できる。また、Facebook/MySpace/LinkedInといった各種SNSのアカウントを追加可能で、Webサービスの垣根を超えた複数アカウントへのマルチポストにも対応している。
さらに、各アカウントをカラムとして横に並べるだけでなく、メールソフトのような3ペイン型や上下3分割といった好みのレイアウトで表示可能。さまざまな情報を柔軟なレイアウトで閲覧・管理できるのが本ソフトの特長と言える。
Twitterクライアントとしての機能も申し分ない。Twitter公式のリツイート機能やリスト機能にも対応するほか、特定キーワードを含むツイートの除外機能なども搭載している。また、Twitter検索機能をカラムとして追加できるのもうれしい。Twitterで話題になったキーワードを検索機能へ登録しておけば、定期的に検索結果を更新してくれるので、さまざまな人の意見や反響、その後の進展などを把握するのに便利。また、検索機能ではFriendFeedなどほかのサービスの検索結果を含めることも可能だ。
本バージョンでは、高速化とメモリ使用量の軽減、安定化などのほかにも、ユーザーインターフェイスの見直しも行われている。たとえば、各カラムはドラッグ&ドロップで並び替え可能になったほか、左上のボタンを押すことで一時的に本ソフトのウィンドウ全体へ表示できるようになった。
また、ツイートに含まれた位置情報や画像共有サイトへのリンクをプレビューできる機能も追加された。わざわざWebブラウザーを利用せずとも、本ソフト内で位置情報を地図表示したり、リンク先の画像をサムネイル表示できる。なお、ツイートの翻訳機能も搭載されたが日本語への翻訳には対応していない。
本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、動作には最新の.NET Frameworkが必要。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、アルファ版からベータ版へはアップデートできない。「bDule」や「sobees lite」のアルファ版を利用していたユーザーは別途ダウンロードが必要なので注意。
- 【著作権者】
- deskNET SA
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- Beta 0.7.0.0(10/03/09)