NEWS(10/03/12 14:11)
Apple、16件の脆弱性を修正し安定性を向上させた「Safari」v4.0.5を公開
任意コードの実行やデータの漏洩を許す深刻な脆弱性も、早急なアップデートを
米Apple Inc.は11日(現地時間)、Webブラウザー「Safari」の最新版となるv4.0.5を公開した。本バージョンの変更点は安定性の向上が中心。また、16件の脆弱性が修正されセキュリティが向上している。
今回修正された脆弱性のほとんどはレンダリングエンジン“WebKit”や、各種画像を処理する“ImageIO”の不具合などに起因するもので、とくにTIFF画像の処理に関する脆弱性が3件となっている。なかにはアプリケーションの強制終了や任意コードの実行を許してしまったり、メモリの内容を外部へ送信してしまうといった比較的深刻な脆弱性も含まれるので、なるべく早急にアップデートしておこう。
そのほか、頻繁にアクセスするWebページをサムネイルで一覧表示する“Top Sites”機能のパフォーマンスや、他社製プラグインの安定性が改善された。また、Linksys社製の一部ルーターでWeb画面から設定を変更できない問題も解決されている。
「Safari」はWindows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。また、以前のバージョンのインストール時に「Apple Software Update」を併せてインストールしている場合は、同ソフト上から自動アップデートすることも可能。
- 【著作権者】
- Apple Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.0.5(531.22.7)(10/03/11)