NEWS（10/03/17　19:02）

　米DivX, Inc.は16日（現地時間）、動画コーデックやプレイヤーなどを含むソフトウェア集“DivX”シリーズの最新版「DivX Plus」を公開した。最新版の主な変更点は、同梱のエンコードソフト「DivX Converter」が「DivX Plus Converter」となり、大幅に機能強化されたこと。

　具体的には、これまで15日の試用期間後はライセンス購入が必要だったH.264形式をベースにしたMKV動画へのエンコード機能が、試用期間後も無償で利用できるようになった。MKV動画へのエンコードはHD画質にも対応している。なお、モバイル機器向けや“MPEG-4 ASP”規格によるDivX形式へのエンコードは、従来通り試用期間後に有償となる。

　さらに、画面デザインも一新され動画のエンコード設定を変更しやすくなったほか、複数の動画を1つの動画にまとめてエンコードすることも可能になった。

　また、同梱の動画プレイヤー「DivX Plus Player」には、動画をDivX対応のPLAYSTATION 3やDVD/Blu-rayプレイヤー、テレビといった映像再生機器へ、DVD/Blu-rayディスクもしくはUSBメモリ経由で転送できる“DivX To Go”機能が追加された。

　本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、DivX形式へのエンコードなど一部の機能は1,980円などのシェアウェアで15日間試用可能。なお、前バージョンの有償版「DivX Pro」v7のユーザーは、半額で機能制限を解除できる。