NEWS(10/03/24 13:45)
エムソフト、「EmEditor Professional」の次期バージョンv10のベータ版を公開
強力なテキスト比較機能やスペルチェック機能を新たに搭載
(株)エムソフトは20日、テキストエディター“EmEditor”シリーズの次期バージョンとなる「EmEditor Professional」v10のベータ版を公開した。Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7およびXP以降の64bit版に対応しており、5月31日まで無償で利用可能。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、執筆時現在の最新版は、23日に公開されたbeta 2となっている。
今回公開されたベータ版では、新しい“比較”機能が搭載された。本機能を利用すれば、任意の2つのテキストを別ウィンドウで左右に並べて表示可能。それぞれのウィンドウのテキストは、同じ部分と異なる部分がわかりやすく色分け表示され、差分を一目で把握できる仕組みになっている。そのほか、2つのウィンドウを垂直・水平位置を同期しながらスクロールするといった機能も備えており、これらの機能は新たに追加された[比較]メニューに集約されている。なお、本機能の搭載に伴い、従来搭載されていた“Diff”プラグインは廃止された。
また、外国語のスペルチェック機能も搭載。初期状態で英語の辞書が同梱されており、英文のスペルチェックを行ってくれる。綴りの誤った単語には下に波線が引かれ、当該部分を右クリックすれば修正候補をメニューで表示・修正できる仕組み。
本機能は、「OpenOffice.org」「Firefox」などでも利用されているライブラリ“Hunspell”を利用しており、追加の辞書を“OpenOffice.org wiki”などからダウンロードすることで、対応する言語を増やすこともできる。
さらに、“アウトライン”プラグインが改良された。これまでアウトライン画面では各階層の見出しとなる行がそのまま表示されていたが、v10ではアウトライン画面で表示される見出しを正規表現などでカスタマイズ可能。たとえば、Wiki記法では見出しの先頭に“*”“**”“***”といった記号を付与することが多いが、アウトライン画面ではそういった不要な記号を取り除いて表示できる。
なお、「EmEditor Professional」v4以降のライセンスを購入したユーザーは、無償でv10へアップデートできる予定とのこと。
- 【著作権者】
- (株)エムソフト
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64/Server 2008 x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- 体験版(5月31日まで無償で利用可能)
- 【バージョン】
- 10 beta 2 (9.90.2)(10/03/23)