NEWS(12/10/03 14:21)

ネットワークプロトコル解析ソフト「Wireshark」v1.8.3が公開、4件の脆弱性を修正

CVE-2012-5239は旧安定版v1.6系にも影響。修正済みのv1.6.11への更新を

 Wireshark Foundationは2日、ネットワークプロトコルアナライザー「Wireshark」の最新安定版v1.8.3を公開した。現在、本ソフトの公式サイトからWindows版およびMac OS X版のインストーラーがダウンロードできる。

 「Wireshark」v1.8.3では、4件の脆弱性が修正された。そのほかの変更はプロトコルサポートの更新や軽微な不具合の修正で、新しい機能の追加はない。

 なお、今回修正された4件の脆弱性のうち、DRDAプロトコルのディセクターが永久ループする脆弱性(CVE-2012-5239)は旧安定版のv1.6系統にも影響する。修正済みのv1.6.11が同日公開されているので、アップデートしておきたい。

「Wireshark」Windows版

【著作権者】
Gerald Combs and contributors
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64/Server 2008 x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.8.3(12/10/02)

(柳 英俊)