NEWS(12/10/09 14:46)
「Adobe Flash Player」「Adobe AIR」に25件の脆弱性、修正済みの最新版が公開
適用優先度はWindows版で“1”。IE10向けのアップデートは“Windows Update”経由
米Adobe Systems Incorporatedは8日(現地時間)、「Adobe Flash Player」に脆弱性が存在することを公表した。現在、本脆弱性への対策が施された「Adobe Flash Player」および「Adobe AIR」の最新版が同社のWebサイトからダウンロード可能。
同社が公開したセキュリティ情報(APSB12-22)によると、今回修正された脆弱性の件数は全25件。更新プログラムの適用優先度は、Windows版「Adobe Flash Player」で“1”(攻撃が確認されており迅速なアップデートが必要)、Mac OS X版「Adobe Flash Player」で“2”、それ以外は緊急性の低い“3”とされている。
自動アップデート機能を有効化している場合、更新プログラムは24時間以内に自動的に配布される。Windows環境で手動アップデートする場合は、最新版となる「Adobe Flash Player」v11.4.402.287、「Adobe AIR」v3.4.0.2710をインストールしよう。ただし、「Adobe Flash Player 10.3」は「Adobe Flash Player 11.4」へアップデートできない。「Adobe Flash Player」v10.3.183.29へ手動で更新するか、「Adobe Flash Player 11.4」へのアップデートを検討したい。Windows 8の「Internet Explorer 10」向け更新プログラムは、“Windows Update”経由で配布されている。
そのほか、「Adobe AIR」ではiOS向けの不具合の修正や、“ELS(Encrypted Local Store)”の実装が「Adobe AIR 3.3」のものへ巻き戻されるなどの仕様変更が加えられている。“ELS”は暗号化方式の変更の影響で、一部環境で互換性問題を引き起こしていた。
「Adobe Flash Player」Windows版
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 11.4.402.287(12/10/08)
「Adobe AIR」
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.4.0.2710(12/10/08)