NEWS(12/10/11 12:45)

「Firefox 16」に閲覧履歴が漏洩する脆弱性、公開が一時停止される

旧バージョンには影響せず。v15.0.1へのダウングレードが可能

 Mozillaは10日、「Firefox」v16.0に脆弱性が存在することを公表した。現在、v16.0の公開は一時的に停止されている。

 本脆弱性を悪用すると、細工を施したWebサイトを開くだけでこれまでにユーザーが訪問したWebサイト、アクセスしたURLおよびそのパラメーターが特定されてしまう恐れがある。これまでのところ、本脆弱性が悪用された事例は報告されていない。また、v15には影響しない。

 現在、Mozillaでは問題の修正に取り組んでおり、近々アップデートが公開される見込み。ダウンロードページにはv15.0.1が公開されており、ユーザーはダウングレードすることが可能。

(柳 英俊)