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オレガ、ストレージ仮想化ソフト「VVAULT 4.2」を公開

「VVAULT 4.5」ではライセンスの変更を予定。後継バージョンのロードマップ発表も

「VVAULT」v4.2.0(同社プレスリリースより引用)

 (株)オレガは6日、ストレージ仮想化ソフト「VVAULT」の最新版「VVAULT 4.2」を公開した。現在、評価用の機能限定無償版「VVAULT Basic」が同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。さらに、個人向け無償ライセンス「VVAULT Personal」を取得すれば、クライアントOS限定で基本機能が無制限に利用可能となる。

 今回のアップデートでは、既存のストレージから簡単にデータが移行できる“クイックマイグレーション”機能が追加された(「VVAULT Personal Plus」以上)。また、仮想ドライブに容量制限を設けるクオータ機能の追加、クラウドバックアップ機能や管理ツールのパフォーマンス向上といった改善も盛り込まれている。

 なお、4月下旬のリリースが予定されている「VVAULT 4.5」では、評価用の無償ライセンス「VVAULT Basic」の機能制限(接続できるストレージが2台まで)が若干強化され、6TB以上の仮想ドライブが作成できなくなるという。一方、個人向け無償ライセンス「VVAULT Personal」にはライブバックアップ機能とタイムマシーン機能(2日まで)が追加されるとのこと。

 また、エンタープライズレベルの高可用性構成を実現するする「VVAULT 5.0」、“Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)”およびその互換サービスへの接続に対応する「VVAULT 5.1」といった後継バージョンの開発も表明されている。

ソフトウェア情報

「VVAULT Basic」
【著作権者】
(株)オレガ
【対応OS】
Windows XP/Windows Server 2003以降
【ソフト種別】
フリーソフト(接続可能なストレージは2台まで)
【バージョン】
4.2.0(13/03/06)

(柳 英俊)